VRchatをRadeonでプレイするときの注意点を紹介します。この記事は、こちらをベースに作成しております。
本記事作成の経緯
作成した経緯:RadeonをVRChatでプレイするときの注意点や、できないことが書いてあるサイトがなかったため、作成しました。
Radeonで出来ないこと
①:Nvidia独自のCUDAを使ったソフトが利用不可
例えば、TensorRTモードを利用する際は、CUDA(CUDAについては後述)が必要となり、CUDA、cuDNN、TensorRTをサポートするNvidia製のGPUが必要ですと明記されています。
https://akiya-research-institute.github.io/MocapForAll-Manual/ja/how-to-install/install-tensorrt/
CUDAを使わないよという方は、特に問題ありませんこの記事はどちらかというとCUDAを使うというヘビーユーザーの人向けです。ただ、グラボを先に買ってしまうと思うので、記載しています。
②ワールド製作向けのUnityの一部アセットが使えないことがあります。
Unityのアセット「Bakery」等が使えないという問題もあります。ワールド作成等で重たいライトの処理を軽くして処理を減らすもので「ベイク」処理があります。特にBakeryは、ワールド作成の時などに使う人が多いです。ベイクをすることで、ワールド負荷を軽減できるのですが、ベイク処理は時間がかかるので、時短で使われます。
③MeganeX Business Edition
その5:フルトラ、フェイシャルトラッキング、ハンドトラッキング関連の【動作確認済みの環境 スペック】でNvidiaしか載っていない
下記の場合などがあてはまり、参考になります。
TDPT(Windows版)ver0.6 操作説明
実際トライしてみないとわからない場合がありますので、事前に調べることをお勧めします。
その6:【HMDがQuestの場合】アップデート後にMeta Quest Linkが機能しないことがある
アップデート内容次第ですが、公式にこのような内容が載っていました。
PCドライバーのアップデート後にMeta Quest Linkが機能しない弊社では、最新のAMDドライバーのアップデートで発生する可能性がある問題を認識しています。現在、より恒久的な解決策を検討していますが、アップグレード前にAir Linkが適切に機能していた場合は、ドライバーを以前のバージョンに戻すと問題を迅速に解決できます。
Linkの設定に関する問題が解決しない場合は、Meta Storeサポートに直接お問い合わせください。
これに関しては、最新のドライバ次第なので、事前に調べてみることをお勧めします。
残念なことに国内のグラボが全部Radeonに変わったとしても・・・・
国内のVRchatユーザーがNvidiaシェア100%だったとして、皆がグラボを頑張って大量購入しても、このデータセンター事業の数字を出すのはかなり厳しいでしょう。逆にNvidiaからRadeonにすべて変わっても、残念ながらこの数字を超えることはないでしょう。ただ、Nvidiaが天狗状態なのは間違いないですね。Radeonも頑張ってほしいですが、今後は生成AI目的でCUDA利用前提で買う人も増えることから、なかなか厳しいと思います。
遊び方等がわかる人向け
ここまでご覧いただいてわかったかとおもいますが、遊び方が大体わかっている人向けのグラボかと思います。
開発者や製作者の検証にご協力をお願いいたします。
予算不足でカメラのフルトラ関係の開発者やワールド製作者がNvidiaしか用意できないとかあると思いますよ。予算と時間ギリギリでリリースしていると思うので、Radeonでの検証よりも先にリリースして販売実績や利益が確保できるか等のほうがはるかに優先順位高いと思います。
もし可能なら、検証とかに協力してあげてください。時間よりリリース重視したいってことで、後だしになっちゃうかもしれませんが。ちなみに、VRChatが普通に楽しめるかどうかはほかのサイトでご確認ください。自分はNvidiaしか使ったことないのでわかりませんし、聞かれても適切に回答できません。
とあるフレンドに起きている事象
とあるフレンドがとあるワールドで見せてくれた消しごむですが、消しゴムだけマテリアルエラー色になっているそうです。ワールドは、マテリアルエラーになっていないとのこと。Nvidiaの自分からは普通に、暗闇の中の消しゴムという印象でした。初心者の方の場合、マテリアルエラーや異常の表示と気づける観察眼が必要になります。(保護のため、詳細は伏せますが、こういったトラブルも対処できる人や楽しめる慣れた人が、Radeon利用にに向いていると思います。)
RadeonVRの会の方が、VRChatでのRadeon利用を推奨する自薦記事当サイトに貼る宣伝行為(スパム)が以前ありました。迷惑行為で規約違反ですので絶対におやめください
*当サイトは、RadeonVRの会とは一切関係がありません。
また、こういった方が長年上記の行為をおこなっていたことで、NvidiaやRadeonのエラーに関する情報発信を忌避する方が発生し、情報自体が非常に少なくなっている可能性を否定できません。すべての情報がインターネット上に挙がっているとは思わず、トラブルが発生したときに自己解決できる人などにおススメできるデバイスとなっております。
Radeon自体は全く悪くない少し上記の特徴があるのグラフィックボードですので、今後ともVRChat、AI、姿勢推定技術、フルトラの発展にご協力お願いいたします。