【ユーザー別】RadeonでVRChatを遊ぶためのおすすめPC構成

 当サイトでは、VRChatは、VRAMを非常に必要とすると書きましたが、その中のユーザーは、ワールド製作者でもあり、3Dモデル製作者でもあり、イラストレータでもありと様々なクリエイターを兼ねていることが多いと紹介いたしました。そもそもVRChatって何?なんでそんなにメモリが必要なのか知りたい方は以下に記載しています

また、色やCUDA使用に問題がない場合や限られた条件で、Radeonをお勧めしています

今回は、上記らの記事を読んでいること前提で、おすすめのグラボの種類を紹介したいと思います。

 まず、VRChatは、ユーザー=クリエイターであることが非常に多いのですが、ユーザー数の増加により、ユーザーのうち、普通にイベントやVRを楽しむという人が多くなりました。 そこで今回、ユーザーの属性別に紹介していきたいと思います。

まずは、ワールドやアバターをあまり作らないよという方向けです

一般ユーザーの場合

ワールドやアバターをあまり作らない、デスクトップの人

 基本的に性能が低くても、チャットで十分という人なら、RX 7600 などのコストが安いグラボも狙えると思います。

ワールドやアバターをあまり作らない、VRの人

 RX 7700 XTぐらいほしいでしょう

ボイチェン、アイトラ+顔トラの人

メモリを32GB以上にしてください。CUDAに気を付ける前提で、アイトラのみだったら、RX 7800 XTあれば問題ないです。ソフトウェアボイチェンもセットだとRX 7900 XTRX 7900 XTXを推奨します

カメラでフルトラする人

メモリを64GB以上にしてください。基本的に本気の人は、RX 7900 XTXでも足りないので、「ワールドやアバターを作る人」のCPUの強化もご検討ください。

集会によく参加する、VRの人

 インスタンスの人数にもよりますが、このようなイメージをお勧めします。一般的なユーザーの場合、よく行くイベントのインスタンスの人数ベースで購入されてもいいと思います

① 必要最低限、少人数のみ。RX 6500 XT等~(アバター表示数制限推奨)
② 10〜15人程度RX 7600
③15~25人程度RX 7700 XT
RX 7600 XT
RX 7800 XT
RX 7900 GRE
④ 25人以上RX 7900 XT
RX 7900 XTX

③以上はメモリを32GB以上にしてください。④以上を要求する場合は、ボトルネックがCPUになる可能性が高いため、「ワールドやアバターを作る人」のCPUの強化もご検討ください。

30人以上の大規模集会のイベントスタッフ(インスタンスリーダー)でVRの人

 イベント主催者次第です。④以上を要求する場合は、ボトルネックがCPUになる可能性が高いため、「ワールドやアバターを作る人」のCPUの強化もご検討ください。また、ユーザーに写真を配る場合は、VRC+の写真をシェアする機能を使えるようにすることもお勧めです。

ぶいちゃ感謝祭のリハでは、下記PC耐えれたので、アバターMediamより重い場合で40人以上は、これより必要です

パーソナルユースでお得に買えるPCは何か?

ヒロ

個人的におすすめなのが、7万8千円台から購入でき、メモリも16GB積んだ7800XTです。7800XTの場合、19万円台からBTOで即納モデルのPCを購入できます。当サイトの検証機も、ドスパラで購入しました。

Nvidia製の場合、19万円台だと4070で12GB、5000台だと、8GBしかない5060Tiになってしまい、RAMを必要とするVRChatだとかなり不利な価格帯になっています。

7900シリーズになると、途端にBTO選択肢の幅が狭まるため、セールなどで購入するよりも単品購入のほうがメリットは高くなります。

クリエイターの場合

次はクリエイターの場合です。CUDAや色合いの問題でそもそもRadeonをお勧めできない理由もいくつかありますが、それをご理解した方のみ対象です

ワールドやアバターを作る人

 Unity及びブレンダーを使うようになります。CUDAで動作するbakeryが使えないので、きれいに表現するCPUベイクを考えると、メモリ&CPUを中心的に強化することをお勧めします。現状、Intelは全くお勧めできないので、CPUは基本的にRyzen9シリーズにすることをお勧めします。

https://www.dospara.co.jp/5info/cts_lp_amd_cpu.html より引用

 グラボは、RX 7900 XTXを強く推奨しますが、Nvidiaユーザーに提供すること前提の場合、そもそもRadeonをやめるのも選択肢です。

作詞作曲する人

 基本上記と同じです。CPUの強化をお勧めします。また、USBを大量使用する可能性もあるので、上記よりもっと強いCPUの強化をお勧めします。最近の生成AIを使った耳コピー用ソフトの中にはCUDAが必要な場合(RipX DAWなど)がありますので、それをご理解された方のみご購入をお勧めします。